構造計算が好きでなくなるワケ
なぜ構造計算を好きでなくなったのか?
学生時代に構造力学の講義を受けた経験がある方は沢山いらっしゃいます。
私が現在、大学で講義を行っていて「構造が好きじゃない。」という学生は多いです。
嫌いになる理由を探ってみますとおおよそ3つのポイントが有ります。
1.最初から意味不明の単語が使われてる。
構造力学の市販書籍は難易度高いものから平易な解説がしてあるものまで千差万別です。
最初が平易な本に出会えれば良いのでしょうけれど、学校側がチョイスする本はどうも難しく書いてあるものが多いようですね。
意味不明の単語が自分に腹落ちしていないものですから、その次の展開もスンナリと入っては来ないですよね。
2.計算の取り組み方がわからない。
構造力学の計算式には実践的構造計算では使わないものもあります。
学問としての構造力学は大切です。
しかし、あなたに必要なのは実務に使えて結果(アウトプット)がだせる実践的構造計算です。
実践で使える構造力学の計算式だけセレクトしてマスターすれば良いだけです。
3.人によって教えることが違う。
やはり人ですので解釈が違ってきます。
ある人は応力状態のことについてシビアに見る人もいるでしょうし他の人は、そもそも安全率が材料に加味されているのだから許容応力度の部材検定比で0.99~1.01なんかは誤差の範囲だと主張する方も居ます。
習い始めの頃に色んな人に聞いてばかりですと、混乱を招いてしまい手が進まないなんてことが起きたりします。
ですから、構造ぎらいになったのはあなたの性格とか能力には原因がないことがお判りでしょう?。
これからは、実践的構造計算にフォーカスしてマスターへの道を一緒に歩んでいきましょう。
構造計算を好きじゃない人への特効薬は?
「構造計算は、好きじゃない!」
私はよく耳にしたフレーズです。
そんな構造計算ぎらいになった方へすぐに効く特効薬はあるのでしょうか?。
それは・・・
あるかもしれないしないのかもしれない。というのが私の意見です。
それでも、私なりの特効薬?を手渡すとするならば次のことを思い浮かべてみてください。
私が何回もお伝えしたマスターすべき、たったひとつの計算モデルは何だったでしょうか?
その計算モデルだけにフォーカスして下さい。
そして、計算式の意味や求めたい値について式を変形したりしていじり倒して下さい。
頭でコネまわすよりも手を動かしてみましょう。
わからないがわかるへ、わかるから出来るへ!進化を感じられたらしめたものです。
何回も申し上げてるように
『構造計算はカンタン(シンプル)です。』
決まった手順通りに行うことで、建築を学んだ人ならばどなたでもマスター出来ます。
それでは、また。
『30代からは構造計算で年収UP』をキーワードに構造計算が『できない』を『できる!』へ、そして年収アップへと導く一級建築士・構造設計一級建築士です。こちらでもブログを書いています→ https://ameblo.jp/ryo3whisky