構造計算の習得は会社の仕事だけで十分か?

日々のトレーニング

毎日構造計算に触れられる環境


構造計算をマスターするには構造計算に毎日触れる環境に居られるとベターです。しかし、構造計算に毎日触れる環境に居られれば、勝手にマスターできてしまうものではありません。

たしかに、構造計算に毎日触れる環境に居られたら構造計算については当たり前のように接します。勝手に覚えてしまうことも出てくるでしょう。

でも、自分から積極的でない限りは成長のスピードは伸びないです。一方で、3年掛けて覚える内容を1年で達成してしまう人が居ます。(頻繁に出てくる事はありません。)こういう方は、元々の天性を持っている方なのでしょうか?

構造計算は天性に左右されるもの?


『構造計算は、元から才能があるから出来るんでしょう?』

と問われることが少なく有りません。

これを受けまして、

「それは違います。天性ではありません。

というのが私の意見です。

この25年余りを構造設計界で過ごし、自分よりも若い人が急成長した姿を見てきた事実からお伝えします。彼ら(急成長する人)は、仕事以外のところでも構造について理解を深める行動をとっているのです。

勤務先で与えられたことだけを行っても成長はできます。ですが、彼ら(急成長する人)は自分が伸びることをもっと渇望してます。

プロ野球選手に例えましょう。1軍レギュラーのスターティングメンバー入りを目指すのに

野球チームスタメン
  • 練習は行わない。
  • 試合だけしかプレーしない。

このように決めてレギュラーを獲得できるでしょうか。

野球チームの試合

構造計算の実務について、練習→学習へ 試合→仕事 と置き換えて考えてみてください。

「与えられたことだけをしてればいい」と思って仕事する人と「何でも吸収してやろう」と意欲的な人とでは同じ時間の経過(例えば1年間)でも、その中に構造計算へ投入した時間量が大きく開いているのです。

だからといって1年間のすべてを構造計算に使うことを勧めてはいません。

もしも、あなたが自分で決めた期限内で構造計算をマスターしたいならば

「その限られた時間の中でのやり方がありませんか?」ということをお尋ねしているのです。

構造計算が出来る状態(在り方)はブレずに、マスターする方法(やり方)は

自分にあった手段を選ぶ。

この事が大切だと今までの経験から感じています。


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