構造計算の万能ツールはあるのか?
構造計算を行う上では、いろいろと道具が必要になります。
道具を何も使わずに構造計算を行うということは、たどり着きたい結果に遠回りすることになります。
では、構造計算を行う上で何にでも対応できる道具(ツール)は実際にあるのでしょうか?
実務で使う道具(ツール)にフォーカスしてみます。
まずは、一貫計算プログラムです。実務での使う回数が一番多いのではないでしょうか。
この一貫計算プログラムはとても便利ではありますけれど、形状/計算条件についてはいくつかの制約があります。
よって、万能ではありません。
任意形状フレーム解析プログラムはいかがでしょうか?。
こちらも応力解析だけ行われます。断面算定は別途で計算です。
ならば、エクセルは?
関数電卓は?
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どれも、構造計算の全てを処理してはくれません。
そうなりますと「構造計算の万能ツールは存在しない」という答えになるのでしょうか?
・・・・・・・
いえいえ、ありました。
それは、あなたの頭脳です。
これこそが、万能ツールではないでしょうか。あなたの頭脳は使えば使うほど磨かれます。
そして、1度身につけるとカンタンには忘れず繰り返しアウトプットまでしてくれます。
頭脳を使ってペンとノートを持てば構造計算の全てに見通しが立てられます。
応力計算も固定モーメント法やD値法を使い常時と地震時の応力が行なえます。
断面算定も計算公式を駆使して部材が許容応力度を超えないことを確認できます。
これら全てがあなたの頭脳を基にして展開されているのです。
「構造計算の万能ツールはご自分の頭脳」
いかがでしょうか?ますます磨きをかけて行きましょう!
『30代からは構造計算で年収UP』をキーワードに構造計算が『できない』を『できる!』へ、そして年収アップへと導く一級建築士・構造設計一級建築士です。こちらでもブログを書いています→ https://ameblo.jp/ryo3whisky