構造計算の学習で成果を出すには?

◆頑張ることに疲れてしまった時には、、

このブログを読んでいるあたなは、構造計算をマスターしようと
日々頑張っておられることと察します。

でも、
「頑張っていることがツライ、、、」と思ったこと
ありませんか?

私は、、、あります。
何度もあります。

頑張っていることがツライと感じた時は
努力する方向が違ってるようですよ。

方向が違ってると言われたら
あなたなら、どのように受け止めますか?
「頑張らなくていいこと?。」というセリフが出てきますか?

私が思うに「頑張らなくていいこと」ではなく
頑張るよりも継続していくことのほうが大切なのではということです。

例えば、
業務のために本を読むとしましょう。
あなたは1ヶ月でどの位の冊数が読めると思いますか?

そして、その答えが「1ヶ月に10冊位」だと仮定しますね。

では、
「1ヶ月に10冊位をどのくらい続けられますか?。」と
尋ねられたらいかがでしょうか。

「う~ん、4ヶ月ほど、、」みたいな答えならば
それは頑張ってるのではなくツラくて続けられないという状態です。

そこで、あなた自身へ
「どのくらいなら無理なく続けられそうか?。」〈しつもん〉を変えてみて下さい。

「まぁ、1日30分程度が限界かな~」って思ったのならば
その30分を続けていけばいいのです。

1日30分が出勤の電車などで確保できるならば
月に30分×20日=600時間です。
1~2冊読むことができそうじゃないですか。

年間なら12~24冊読めます。
そして、3年も経てば72冊まではできそうですよね。

ですから、続けられる量を御自身で掴んでから始めてみませんか。

◆成果が出ないと思った時には

構造計算をマスターしようと行動したとします。
でも、あなたの思った通りの結果が得られていないとしたら、、、

マスターしようと起こした行動の量が
どのくらいかを誰かに即座に話せますか?

「だいたい3ヶ月くらい。」とか口に出したとしたら、、、

それは、
まだ適切ではない答え方に聞こえてきますよ。

もし、あなたに成果が現れていれば

毎日1時間は力学を1問以上解いて30日間続けました。

とか、

事例の構造計算書を10枚トレースして掛かった期間は14日でした。

などと
具体的な量と時間を即座に口から出てくるのでは?。

私自身を振り返って思うのです。
自分自身で曖昧な量と時間しか言えないという時には
やはり成果は出てないものでした。

言い換えれば、
起こした行動の量と時間が明確に言えた時には
あなた自身で成果が出た手応えを得られてると思います。

◆時間の投入量を気にしてますか?

非常勤講師をしてます大学の卒業研究(設計)審査でのことです。

講師陣が各学生の作品を拝見し、
コメントをフィードバックしました。

構造を専門とするのは私だけです。
そこで、各作品に対しては

・自分がこの建物の構造計算をすると?

とか

・そのアイデアなら構造的にこれがフィットしますよ。

など、学生の案を良くなる方向へメッセージを伝えようと心掛けました。

気付いたことですが、
作品の完成度が高いものは〈時間の投入量〉が多いものでした。

目標が決まっているのでやることも自分が見えているのでしょう。

振り返って、
構造計算もマスターするためには時間の投入量が大切です。

ある日突然に出来るようになったということはほとんど聞きません。

あなたが構造計算に関わる学習を
1日少しの時間でも続けて来たら大きな差となります。

◆成果を出す一つの方法

構造計算をマスターしようと思って成果がなかなか出ない。

「やらなければ」と思っても、ついつい後回しにして
そして、成果に結び付かない。

そんな思いをしたことありませんか?。

ならば、一つの方法として
「同じ思いを持つ人の居るコミュニティ」
入ってみることを考えてみて下さい。

ひとりでは難しいと感じた内容も同じ思いを持つ仲間がいれば
互いに刺激を受けるかもしれませんよね。