今さら聞けない構造計算用語~力の3要素とは?

力の3要素;大きさ・方向・作用点

構造計算を学びはじめて計算そのものには慣れ始めたとします。
慣れ始めた段階で、もっとビギナーな人から尋ねられたりすることがあるかもしれないですね?

例えば、

「力って、大事なポイントはナニ?」

と質問されたとしたらあなたは、

「それは、AとBと・・」

という具合にスラスラと教えてあげられますか?

教えてあげられるのなら素晴らしい!!!
きっと、質問した人はあなたに尊敬の念を持つでしょう。

もし、

「・・・いや、チョット自信ないなぁ・・。」

と尻込みな気持ちになったのなら、今回は一緒に振り返ってみましょう。

構造計算で必ず登場するのが「力(ちから)」ですね。

力を扱うには3つのポイントがあります。

  1. 大きさ
  2. 方向
  3. 作用点

の3つです。

1. 力の大きさ

長さを測定するもの

構造計算を行う時に、掛かってくる力の大きさをわからずに計算をすることはしません。
まずは、何[N](あるいは[N/m])の力が掛かるのかを指差しで示せるようにしましょう。

2. 力の方向

風向きを示すもの

大きさを掴んだのなら、次は方向です。

上から下に作用するのか
左から右に作用するのか

どちらからやって来てどこへ向かってるのか〈矢印〉で書いてみましょう。

3. 力の作用点

地図上の位置を指し示すもの

構造計算をする部材の「どの位置」に作用してくるのか?。
作用している位置=点を指し示しておきましょう。

構造計算はカンタン(シンプル)です。
そこに登場する力も3つのポイントを押えておくという、シンプルなルールを守るだけ。

「力は、大きさ/方向/作用点を書けること。」

この一文をしっかりと覚えておきましょう。