建築材料に興味を持とう!

さまざまな素材

構造計算で扱う建築材料

構造計算をマスターするには、扱う建築材料にも興味を持って知識を仕入れると理解が深まりやすくなります。

ところであなたは、どんな建築材料を知ってますか?

建築で扱う建築材料はどのくらい有るのでしょうか?10個?50個?いくつか挙げてみましょう。

  • 鉄(ステンレス)
  • コンクリート
  • ガラス
  • FRP
  • アルミ

上記以外にも浮かんだでしょうか?

一方で、「構造計算で扱う建築材料」・・正確には

「建築基準法/構造計算基準などで建築材料と規定されてる材料」

「構造体として扱える建築材料」は・・?

  • 鉄(ステンレス)
  • コンクリート
  • アルミ

このくらいに絞られます。意外と少ないでしょう?私たちが構造計算で扱う材料って限られてるものなのです。

そして、その材料を扱うときには構造計算だけのルールが存在しています。

構造計算で扱う建築材料の2つの性質

強さと硬さ

突然ですが、あなたが好きな建築材料は何でしょうか?まずは、その好きな建築材料について、構造計算で扱う性質を覚えていきましょう。

構造計算を行う上で必要となってくるのは「かたさ」と「つよさ」です。建築材料の「かたさ」と「つよさ」を示すものって何でしょうか?

材料の「かたさ」とは

「かたさ」を示すものは、ヤング係数(ヤング率)という値です。

材料それぞれに固有の値が決まっています。数値が大きいほど「かたい」ということになります。

材料の「つよさ」とは

「つよさ」を示すものは、許容応力度です。

材料に加わる力の種類に応じて、材料ごとに固有の値が決まっています。


あなたが構造計算を出来るようになるにはこの「かたさ」と「つよさ」を示す値を憶えておく(記憶しなくても、記録してある本などを持つだけでOK)ことが、とても大事なことです。

好きな建築材料の「かたさ」と「つよさ」なら、知りたいでしょうし、憶えやすいですね。