構造計算で必要な『アイ』

あなたはアイを注ぐことが出来ることや人がいますか?。
人や物へアイを注ぐことが大切なように構造計算にもアイは欠かすことが出来ません。

◆アイ足りてますか?

構造計算でアイを忘れてしまいますと思わぬトラブルを招きます。

構造計算で欠かせない〈アイ〉とはなんでしょうか?。

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それは、アルファベット1文字で表すと「 I 」です。
日本語で言うと断面2次モーメントといいます。

ちなみに材料力学の用語では慣性モーメントと言ってます。

それで、このアイが足りてない
構造部材が荷重を受けるとどうなるでしょうか?。
それは、あなたの身近にあるもので体感出来ます。

例えば、プラスチック定規。
定規の薄い方向にはペナペナと曲げられますね。
でも目盛りの方向に曲げようとしますと、
なかなか曲げられませんね。

これは〈アイ〉の大きさが違うからです。

加わる荷重に対して適切なアイ=断面2次モーメントが
足りてないと、構造部材はグニャリと曲がってしまいます。

あなたの構造計算した部材に〈アイ〉足りてますか?。

◆小さなアイも忘れずに。

構造計算の中でも上段にてお伝えしたアイは
計算する部材が曲げられる時に登場するアイでした。

いわば「大きなアイ」と言えましょうか。

大きなアイも大切ですが小さなアイも忘れずにいたいものです。
小さなアイとは何か、、、。

小さなアイはモノを支える状態の時に気をつけなくてはなりません。
モノを支える状態とは何らかの力で押されている状況ですね。

その、何らかの力で押されている部材を
計算する時に見逃してならないのが「小さなアイ」です。

小さなアイ、、アルファベット1文字で
〈i〉と表します。
日本語では断面二次半径と呼んでます。

ひとことで言うと
「ポキっと折れないための目標値」です。

建築基準法でもこのiを指標にした数値に定めがあります。

それは細長比:λ(ラムダ)という値。
建築基準法では柱ならλは200以下
柱以外で250以下という決まりがあります。

どうしてこのような数値の定めがあるのか?
「あんまりにもヒョロっとした部材にしないでね。」
という目的で設定されているんです。

いかがでしょう?
大きなアイも大切ですが「小さなアイ」も忘れずに。