部材の構造計算(4):地上から地下へ
構造計算で部材の算定を行います。
「どこから行ってもOK!」というのではなく、
出来れば手戻りが少なくなるやり方で進めたいものですね。
それで、地上にある荷重(外力)を直接受ける屋根/壁/床の算定から始めます。
つぎにそれらを支える部材(小梁/間柱/耐風梁)の算定へ進んでいきます。
それからメインの大梁を算定し、柱の断面算定を行います。
断面算定を行う前には
- 荷重設定
- 準備計算
- 応力計算
は終えている前提です。
以上のステップが済んで「はい、終わり。」ではないですね。
これら地上にある構造物の計算が済んだのならば、今度は地下に視点を移していきます。
地下にある構造体で計算するのは
- 基礎
- 杭
- (地盤)
があります。
ただ、、、、
地下にある構造体の計算となると途端に尻込みする方が少なくない。
計算式が複雑なのか。
一見、目に見えないからイメージしづらいと感じてるのか。
構造計算作業の中で地下にある構造体を避けたがる人もいます。
5年から10年経験した人でも地下の構造体について得意でない人がいます。
地下にある構造体の断面算定も計算のルールが存在します。
そのルールに従って行えば計算はできてしまいます。
具体的な計算は別の回に譲るとして。
地上にある構造体の断面を算定できたら、今度は地下の構造体の断面を算定しましょう。
構造計算はカンタン(シンプル)ですから。