耐震設計法(3):鉄骨造のルート1とは
1)鉄骨造には2つのルート1がある
鉄筋コンクリート造のルート1は、壁量で決まります。
鉄骨のルート1は2つあります。
でも、それはつい10年ちょっと前に始まったことです。
それ以前は鉄骨の耐震設計ルート1も一つでした。
2)ルート1-1とは
ルート1-1は小さな建築に適用されることが多いです。
延べ床面積500平米以下、柱スパン6m以下、2階建以下が規模による規定です。
地震力の算出は標準せん断力係数:Co=0.3として計算するルールです。
3)ルート1-2とは
こちらは平家建ての規模が大きい建物に向けて設定されたルートです。
スパン12m以下、延べ床面積が3000平米以下までOKです。
地震力はルート1-1と同じ算出ですが偏心率を0.15以下に抑える必要があります。
もしも、鉄骨造の建物の構造計算を最初にマスターしたいならば、
ルート1(1-1、1-2何れもOK)から着手すると良いでしょう。
1棟の建物の構造計算書が作れると大きな自信になります。
そして立派な実績として残りますよ。
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