鉄筋コンクリート造の規準書(6) :更にマニアックに
こんなの要るの?
今までの自分自身で担当してきた構造の仕事を振り返ると実に多様な内容でした。
ある建物の構造計算を行うために1冊の構造計算規準を購入したこともあります。
ときおり、自身の本棚を整理していると「こんな本、何時に買ったのだろう?。」
という規準書があります。
しかし、当時は首っ引きで目を通していた形跡があります。(付箋や蛍光マーカーのラインで)
私の本棚から
それで、私の本棚から更にマニアックな3冊の規準書を紹介しましょう。
- 高強度コンクリート施工指針
35歳のころから2年ほど45[m]以上のRC造高層建物を多く設計しました。
その際に高強度コンクリートの知識が必要になり購入しました。
- RC造建物の耐震性能評価指針(案)
40~43歳のころで時刻歴応答解析を用いての相談が多い頃でした。
設計クライテリアの設定について参考とする書籍が少ない中で見つけた規準書です。
- 鉄筋コンクリート造X形配筋部材設計施工指針(→う~ん、長い!)
こちらもRC造高層建築で5.0[m]未満の短スパン梁の設計で使いました。
梁のせん断破壊を回避する手段として、
当時元請けの大手建設会社設計部の方と一緒になって読みました。
以上の規準書たちは、今は本棚に並んだままで日の目を見る機会は少ないです。
しかし、一瞬だけでも毎日目を通した時期があり、自分仕事に役立ちました。
私自身の構造設計の経歴の一つとして立派に存在しています。
マニアックな規準書も必要性があって出版されているものです。