構造計算の仕事場選びについて

岐路に立つ男性

私は構造の業界で25年を過ごしてきました。

勤めはじめた20代と今では状況がガラリと変化してます。私たちは、その変化に対応していく必要があります。働き方もしかり。昨今は「働き方改革」の言葉が浸透してきていますね。建築業界も例外ではありません。

そして、私は7つの会社を経験してます。転職(場)7回です。どの会社にも特徴があり学んだことは多かったです。

それで今回は、あなたがこれから構造計算を業務として行うときの職場選びについて、私の経験からお伝えしましょう。

あくまでも新卒ではなく、職場を変えて構造計算をマスターしたい人に向けての内容です。

仕事先を選ぶ切り口をいくつか挙げて書きますね。

規模の大きい会社が良いか?

大企業のビル

構造計算が全く未経験ならば、最初から規模の大きい会社に入ることは考え直した方が良さそうです。

ある程度構造計算が出来るようになってからだと、自分の経験値を広げる絶好の場になることがあります。

一方で人が少なすぎるところも要注意です。特に一人で経営されてるところは、十分に教わる環境ではないことが多いです。(すべての一人経営には当てはまりません。)

設計事務所か建設会社か?

設計事務所と建設現場

構造計算の経験が未経験か浅いならば、設計事務所の方が取っ掛かりやすいでしょう。(私の経験上での話)

構造の専業の設計事務所だとドップリ構造計算に向き合います。その分、現場監理を行わない所が多いので建築の実物を見る機会が少ないでしょう。

一方で建設会社の場合は、構造計算以外の業務も行うことがあります。現場監理(あるいは管理)も併せて行うことが多いでしょう。施工側の意向が強く出る会社だと、少々強引な理屈で構造計算の要求が出されてくる可能性があります。

設計事務所でもアトリエ系の構造設計事務所は?

スタイリッシュな設計事務所

有名な構造家が主宰するアトリエ系は、学校時代から「構造やるぞ~」の意識高い系がたくさん集まってきます。ある意味で構造のエリートと言っても過言ではありません。

憧れだけで入社を決めずに現実的な内容(勤務時間/給与体系)を曖昧にしないで検討しましょう。(でも設計する建物は魅力的な雑誌に載るものが多いでしょう。)


いかがでしょうか?あなたの今後の参考になればうれしいですね。

今回は3つの点から、構造計算の仕事場選びの選び方をお伝えしました。

それでは、また。


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