ローカル(地方)での構造計算の仕事
◆やはりローカルは不利なの?
お正月休みやお盆休みに帰省されてた方もいらっしゃるでしょう。
帰省というからには普段は都市部で仕事をなされており
お正月休み/お盆休みなので、出身地へ帰られたことでしょう。
出身地へ帰省されたときには普段の勤務先/生活場とは異なる
雰囲気や空気を感じられたと察します。
「やはり、地元はいいなぁ。」という懐かしさが入った気持ち。
一方で、「都会よりかは不便だな。」という気持ち。
どちらも自分で感じてる素直な気持ち。
私が仕事をしていると構造計算を行っていても
「地方は不利だ。」という声を耳にします。
その理由については人それぞれ。
例えば、
「免震/超高層などの設計に関われない。」
とか
「建築雑誌に載るような建物の
構造計算に携わることができない。」
というのが理由だと聞いたことがあります。
でも、、、、
上に書いたような建物の構造計算をできないことが
「構造計算のチャンスが無い。」
というような飛躍した考えになっていませんでしょうか。
◆ローカルでも構造は出来る
私は、普段名古屋で仕事をしてます。
東京や大阪に比べれば都会ではないと感じられるかもしれません。
それに、住んでいるところは郊外です。
畑も近くにあり、田んぼもあります。
それでも、多くの建築構造を構造計算してきました。
構造種別では鉄骨/鉄筋コンクリート/鉄骨鉄筋コンクリート
プレストレスト・コンクリート/木造
建物用途では住宅(専用/共同)/事務所ビル
工場/倉庫/病院/学校
時刻歴応答解析も経験しました。
張弦梁構造という変わった梁も設計した経験があります。
でも、、これらの経験は私に限ったことではありません。
都心部ではない地域でも構造で活躍されている方は多くいらっしゃいます。
それに、今は情報はすぐに手に入る時代です。
今までは都心部に行かないと入手できない情報も
眼の前のパソコン・スマホで手に入ります。
もしも、あなたが都心部にはお住まいでなくて
引け目を感じておられるならば全く心配いりません。
お住まいのところでも構造は必要とされているのです。
必要とされているのですから構造計算スキルを身につけ
あなたが価値づけして手渡して行きましょう。