構造計算書には『型(かた)』がある。

◆テンプレートの重要性について

製図のツールにテンプレートと呼ぶものが有ります。
丸/三角/正方形/楕円など色々な形がサイズを変えて
1枚のプラスチック板に穴あけ加工されてるものです。

空いてる穴の形状の種類が多いテンプレートは
見ているだけで楽しいものです。

昨今は、CADで作図が主流ですから
テンプレートは使う人少ないのですかね?
(あ、建築士試験で使った人多いのですかね。)

私は、手描き派なのでテンプレートは必須アイテム。
私は手書きで多くの計算書を書いてきました。

さて、このテンプレート。
構造計算のアウトプットにもあったらいいなと
あったら便利だろうなと思いませんか?。
(構造計算のアウトプット=構造計算書ですよ。)

あなたは構造計算書を書くとき、どうやって構成を
組立てていけばよいのか悩んでませんか?。

実は、構造計算書って構成するパターンがあるのです。

呼び方は違えど
テンプレート=パターン=フレーム
全て、意味合いは通じてます。
そうです「型」を手に入れるのです。

どうやって、その「型」を手に入れたらよいのでしょうか?。

◆構造計算書のフレームとは

上段でテンプレートの重要性についてお伝えしました。

テンプレートを言い換えればフレームです。

ある種の「型」ですね。

どんなものにも「型」はあります。

例えば、抽斗(ひきだし)。
仕切りのない抽斗(ひきだし)と仕切りがある抽斗(ひきだし)では
どちらがモノをしまいやすいでしょうか?。

また、
仕切りのない本棚と
仕切りがある本棚では
どちらがスッキリしていますでしょうか?。

どちらも仕切りがある方ですね。

この仕切にあたるのが「型」
フレーム(枠)というものです。

構造計算書を書いていく時も
全く何もない白紙の上に書いていくのか

それとも、
・ここには荷重を書く。
・こちらには応力図を書く。

など、配置(レイアウト)を決めてから書いていくとのでは

出来上がりの時間と品質が全く違ってきます。

そして、フレーム(レイアウト)の
上手な計算書を見習って書いたのと
我流のフレームで書いた計算書では
仕上がりの品質が全く違ってきます。

どちらが効率的にマスターして
いけるのでしょうか?。

あなたなら、もう察しがついているはずです。
そのフレームをいかに手に入れますか?。