構造計算書は何を使って作るのか?

計算のイメージ

今回は、構造計算書を作る道具(ツール)についてお伝えします。

以前に東京へ行きました。
構造家の展覧会が開催されてたのを見に行くのが主目的でした。

展覧会の会場には50人弱の日本全国の構造家の作品模型が展示してありました。
その中に、構造家の大家である松井源吾先生の構造計算書が展示してありました。
手に取ることも許可されてた(原本でなく青焼き複写)ので手に取り拝見しました。

松井源吾先生の構造計算書は全てが〈手書き〉でした。

私が構造の道に入ったときも構造計算書の作成は専ら自分の手で書きました。
構造計算書で活字となった出力は計算プログラムの出力のみです。
その出力もアルファベットと数字の活字だけです。

令和になった今は構造計算書もパソコンのソフトで作成するのが主流ですね。

構造計算の実務ではエクセルを使って作成してる人が多いですね。
私は、エクセルよりもワードを使うことのほうが多いです。

理由は、
・エクセルは表計算
・ワードは文章作成 と
それぞれに向き不向きがあると思っているだけのこと。

(話は外れますけど「ネ申エクセル問題」という単語で検索してみてください。)

どの道具を使用しようと構造計算がキチンと作成できていれば支障なしだと思ってます。

ですが、、、
最初の頃は出来れば自分の手で書いてみることをオススメしてます。

それは、自らの手が書いていくことで脳に書き方をイメージ定着できるのでは? という勝手な持論があるからです。

プレゼン資料を作る時に「いきなりパソコンに向かわない。」
と言われているのと同じことだと私自身は思っています。

「何を」/「ドコに」書いていくのか
自分の中でハッキリとイメージできてるわかっているなら

手で書いてもソフトで書いても確実に自分以外の人に伝わる構造計算が書けているでしょう。


ここまで、「構造計算書」についての記事でした。

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