部材の構造計算(2):次はそれを支える部材
構造計算での部材断面算出で
最初に手掛けるのは「荷重(外力)を受ける部材」と伝えました。
外力を受ける部材が、どのくらいの長さを架け渡すことが出来るか。
また、いくつのピッチで並んでいくのかが求められます。
それで、次にフォーカスするのは
「荷重を受ける部材を支えるのは、どの部材だろうか?」です。
屋根は自重と風/雨/雪を受けます。
その屋根材を支持するのは、どの部材でしょう?。
金属屋根ならばモヤ材で折版ならば小梁が受けますね。
室内の床(デッキプレート/ALC)なら小梁が支持してます。
壁に目を向けましょう。
ALC版ならば、張る方向により間柱/耐風梁で支持します。
金属板の外壁であれば胴縁が支持して、胴縁を間柱/耐風梁が支えます。
これらの部材をまとめて〈2次部材〉と呼んでいます。
1次というのは、建物全体を支える部材(柱/梁)を指してます。
その1次材よりも一つ次数を下げて2次部材と呼んでいるだけです。
2次部材と言っても軽視は出来ません。
この部材の計算を間違えると構造計算の手戻りが多くなります。
だから、気持ちを集中させて取り組む姿勢が大切になってきます。
計算自体はシンプルなので淡々と計算を行っていくことで大丈夫です。