成果連動型報酬は理想的か?

同意のイメージ

「自分が頑張ったら、頑張った分だけの報酬を支払ってくれる。」

このような形で受け取る報酬を成果連動型報酬と呼べますね。

わかりやすい事例はプロ野球選手です。
選手1シーズンの活躍に対して球団と話し合いの上で次の年の報酬が決まっています。

また、プロ野球選手でなく、企業に勤める人でも成果連動型報酬を受け取ってる方がいらっしゃいます。

たとえば、

  • 保険の営業
  • 不動産/住宅の営業

などが頭に浮かんできます。

自分の業績に連動して受け取る報酬が増えていくので気持ちも高まり、一層仕事に取り組むようです。

私は実際に成果連動型報酬を出す企業に勤務した経験があります。

そこで感じたことです。
成果連動型報酬は一見すると理想的に映りました。

しかし、それは一部の人であったり、一定の条件がついたりしたときだと感じました。
成果連動型報酬は、誰にでも向いているものではないというのが私の意見です。

それで、構造計算を業務とする会社でもこの成果連動型報酬を採用している企業があります。
仕事を頑張った分だけ支払ってくれる。
この言葉を耳にすると、「おっ!画期的な仕組みだ。」と感じる方もいらっしゃいます。

そこで、一旦は第3者の視点でこの評価方法を見つめてみましょう。

まずは、「頑張った分」ということについて。

例えば、あなたが成果連動型報酬を雇用主から提示されたとします。

心のなかでは
『そうか、頑張った分だけもらえるのか!。そうなると1年後には〇万円くらいにはなりそうだな・・・そうなれば、パートナーにも負担を掛けなくて済むかもしれない。』

と内々で算段が始まってるかもしれません。

しかし、雇用主とあなたとで「頑張った分」という分量を測るモノサシを共有できてるでしょうか?

もしも、雇用主だけが「頑張った分」を測るモノサシを持っていたとして、それをあなたが知らされてないならあなたの頑張った分というのは、ご自身では分からないわけですよね。

そうなると、頑張り具合というのは雇用主のサジ加減で、どこまでも引き上げることが出来てしまうことになります。

このことを防ぐには、成果連動型報酬の制度を受け入れるときに

  • 評価の基軸が何か?
  • 基軸は定量的に測れるか?

を確認することが大切になってきます。なので、プロ野球選手ならば

  • 投手の勝利数
  • 打者の打率/本塁位打数
  • チームの勝数/順位

などを評価軸として成果を測ってます。一方で構造計算の仕事ではどんな評価軸を設けるのでしょうか?。

  • 計算担当した物件の数?
  • 計算担当した設計費用の累計?

確かに定量的に測れますね。
しかし、ここにもあなたが気づかない注意点が潜んでいるかもしれません。